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委任状の書き方とテンプレート(住民票・戸籍の請求対応)

委任状を作成し、印刷のほか、PDF・Wordで保存できます。住民票の写しや戸籍証明書を代理人に頼むときは、用途を選ぶだけで委任事項と通数が入ります。委任者の自署欄を空けて印刷でき、白紙委任状の危険、印鑑登録証明書の取り方、市区町村ごとの違いもまとめました。

無料・登録不要オンライン作成PDF・Word・画像自動チェック更新 2026年10月15日

委任状とは? 住民票や戸籍を代理人に頼むときは何を書く?

委任状は、本人(委任者)が、ある手続きを代理人に任せたことを示す書類です。住民票の写しや戸籍証明書を本人に代わって別の人に取ってきてもらうときなどに必要になり、「誰に」「何を」任せたのかを具体的に書きます。大阪市や新宿区のように任意の用紙で作った委任状を受け付ける市区町村もありますが、委任者本人の自署を求めるかどうかなど、細かな取り扱いは自治体ごとに異なります。

オンラインで作成する

委任状をオンラインで作成

入力欄に入力すると、文書にすぐ反映されます。空欄の項目は下線や空白のまま印刷されるので、手書きで記入できます。

委任する内容
代理人(頼まれる人)
委任者(頼む本人)
日付・宛先

入力した内容はサーバーに送信されず、この端末のブラウザにだけ一時保存されます。

委 任 状

代理人

住所
氏名生年月日    年  月  日
委任者との関係

私は、上記の者を代理人と定め、次の事項を委任します。

委任事項



令和  年  月  日

委任者(本人)

住所
氏名 (自署)生年月日    年  月  日
電話番号
住所
氏名 印生年月日    年  月  日
電話番号

代理人が窓口で請求するときの持ち物

証明書代理人が持っていくもの注意点
住民票の写し委任状(原本)、代理人の本人確認書類同じ世帯の人なら委任状が不要な市区町村もある。マイナンバー入りは代理人に交付されないことがある
戸籍証明書(本籍地に請求)委任状、代理人の本人確認書類委任状は戸籍に記載のある本人など(配偶者・父母・子なども含む)が作る。広域交付は代理人では請求できない
印鑑登録証明書本人の印鑑登録証(カード)横浜市・世田谷区・新宿区では委任状は不要。申請書に本人の住所・氏名・生年月日を書く

横浜市・新宿区・世田谷区・大阪市の案内と、法務省「戸籍法の一部を改正する法律について」をもとに作成(2026年10月確認)。扱いは市区町村ごとに違うため、請求先のホームページで確認してください。

委任事項の書き方の例

  • 住民票の写し(世帯全員・続柄の記載あり)1通の請求および受領に関すること
  • 戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)1通の請求および受領に関すること
  • 父 山田 一郎の除籍謄本1通の請求および受領に関すること(相続手続きのため)
  • 〇〇銀行〇〇支店における普通預金口座の住所変更の手続きに関すること

印鑑登録そのものを代理人に頼むとき

印鑑登録証明書を取るのとは違い、印鑑の登録そのものを代理人に頼むときは委任状が必要です。新宿区では、登録者本人が自署・押印した委任状と代理人の本人確認書類を用意し、区から本人あてに郵送される照会書の回答書を持って、改めて窓口に行く流れになっています。

委任状が必要になる場面

  • 平日に役所へ行けず、住民票の写しを家族や知人に取ってきてもらうとき
  • 別の世帯で暮らす親や子に代わって、窓口で証明書を請求するとき
  • 相続の手続きで、戸籍謄本などの請求を親族に頼むとき
  • 銀行や各種契約の手続きを代理人に任せることを、書面で示したいとき

委任状に書く項目

項目書き方のポイント
表題「委任状」と書きます。
代理人頼まれる人の住所・氏名・生年月日です。新宿区の様式のように、委任者との関係を書く欄があることもあります。
委任する旨「私は、上記の者を代理人と定め、次の事項を委任します。」のように、代理人に任せることをはっきり書きます。
委任事項「住民票の写し(世帯全員・続柄の記載あり)1通の請求および受領に関すること」のように、何を何通、どこまで任せるのかを具体的に書きます。
作成日委任状を書いた日です。
委任者頼む本人の住所・氏名・生年月日・電話番号です。横浜市や新宿区のように、委任者本人の自署を求める市区町村があります。

委任状の書き方

  1. 「委任状の用途」で、住民票の写しの請求、戸籍証明書の請求、その他から選びます。
  2. 請求する証明書の種類・通数と使用目的を選ぶと、委任事項の文面が自動で入ります。「その他」を選んだときは、任せる内容を1行に1項目ずつ入力します。
  3. 代理人と委任者の住所・氏名・生年月日、作成日を入れます。宛先(〇〇区長など)は必要なときだけ入れます。
  4. 「氏名欄の書き方」で、自署欄を空けて印刷するか、氏名を印字して押印するかを選びます。自署を求められている場合は自署欄を空けたまま印刷し、委任者本人が手書きで署名します。
  5. 代理人は、委任状の原本と自分の本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)を持って窓口に行きます。必要な物は、請求先の市区町村のホームページで確かめましょう。

委任状の注意点

  • 代理人や委任事項の欄を空けたまま渡す「白紙委任状」は避けます。受け取った人が書き込んで、意図しない手続きに使われるおそれがあります。民法には、代理権を与えたと表示した人が、その代理人の行為について責任を負うことがあるという規定(第109条)もあります。
  • 新宿区の様式では、委任状は原本を持参する必要があり、コピー・FAX・メールは不可とされています。
  • 住民票の写しは、本人と同じ世帯の人が請求するなら委任状がいらない市区町村があります(横浜市・大阪市)。住所が同じでも、世帯が別なら委任状が必要です(横浜市)。
  • マイナンバーや住民票コードが記載された住民票の写しは、代理人には交付せず、本人の住所に郵送するとしている市区町村があります(横浜市・新宿区)。
  • 2024年3月に始まった戸籍証明書の広域交付(本籍地以外の市区町村の窓口で請求できる仕組み)は、本人などが窓口に行く必要があり、郵送や代理人による請求はできません(法務省)。
  • 相続などで委任者本人以外の人の戸籍を頼むときは、誰の証明書か分かるよう、その人の氏名と委任者との続柄を委任事項に書きます(横浜市の委任状見本)。

関係する法令

住民基本台帳法第12条
住民票の写しを代理人が請求するときは、代理人の氏名・住所を明らかにし(第2項)、窓口で本人確認書類を示したうえで(第3項)、本人の依頼で請求していることを明らかにする書類を提示または提出しなければなりません(第4項)。
戸籍法第10条の3
戸籍証明書を請求するときの、窓口に来た人の確認方法と、代理人などが請求するときに請求者の依頼によることを明らかにする書面の提供を定めています。
民法第109条・第110条
他人に代理権を与えたと表示した人は、その人が相手との間でした行為について責任を負うことがあります。代理人が権限の外の行為をした場合も、相手に権限があると信じる正当な理由があれば同様とされています(表見代理)。

委任状のよくある質問

委任状は手書きでないといけませんか?

市区町村によって異なります。横浜市は委任者本人の自署を求め、自署できない場合は記名押印でもよい(スタンプ印は不可)としています。新宿区は委任者の署名か記名(記名なら押印か委任者の本人確認書類の写しの添付)を求め、区の様式には委任者本人がボールペンで記入するよう注記しています。提出先の案内を確認しましょう。

委任状に印鑑は必要ですか?

自署なら押印を求めない市区町村があります。横浜市は自署を基本とし、記名の場合は押印が必要です。新宿区も、記名の場合は押印または委任者の本人確認書類の写しの添付が必要としています。

印鑑登録証明書を代理人に取ってきてもらうには、委任状が必要ですか?

横浜市・世田谷区・新宿区では不要です。代理人が本人の印鑑登録証(カード)を持っていけば交付され、申請書には本人の住所・氏名・生年月日などを正確に書きます。世田谷区と新宿区は、印鑑登録証がなければ本人でも窓口で交付できないとしているので、カードを渡し忘れないようにしましょう。

同じ家に住む家族が住民票を取りに行く場合も、委任状は要りますか?

同じ世帯なら不要とする市区町村があります(横浜市・大阪市)。ただし、住所が同じでも世帯が別なら委任状が必要です(横浜市)。

戸籍証明書の広域交付を代理人に頼めますか?

いいえ。法務省によると、本籍地以外の市区町村で請求できる広域交付は、請求できる本人などが窓口に行く必要があり、郵送や代理人による請求はできません。代理人に頼むときは、本籍地の市区町村に請求します。

白紙委任状を渡すと何が問題ですか?

代理人や委任事項を空けたまま渡すと、意図しない内容を書き込まれて使われるおそれがあります。民法第109条は、代理権を与えたと表示した人が代理人の行為について責任を負う場合を定めています。委任状は、すべての欄を埋めてから渡しましょう。

あわせて使う書式

参考にした公的情報

内容の最終確認日:2026年10月15日(Daseosik編集部)。このページの解説は一般的な情報で、個別の事情に応じた法律・税務の助言ではありません。法令や運用は変わることがあるため、大切な書類は提出先や専門家(弁護士・社会保険労務士・税理士・行政書士など)にもご確認ください。