顛末書・始末書・報告書の違い
| 文書 | 目的 | 謝罪 | 書く人 |
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| 顛末書 | トラブルの経緯・原因・対応を報告する | 必須ではない | 当事者や対応した担当者 |
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| 始末書 | 非を認めて謝罪し、再発防止を誓う | 必要 | ミスや違反をした本人 |
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| 報告書 | 業務の結果や状況を報告する | 不要 | 担当者 |
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一般的な使い分けです。会社によって呼び方や様式が違うことがあります。
5W1Hで経緯を整理する
| 要素 | 書くこと | このページの入力欄 |
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| いつ(When) | 発生日時、出来事ごとの時刻 | 発生日・発生時刻、経緯の時刻 |
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| どこで(Where) | 発生した場所 | 発生場所 |
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| 誰が(Who) | 当事者、関係者、取引先 | 関係者 |
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| 何を(What) | 何が起きたか | 件名、経緯 |
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| なぜ(Why) | 原因と背景 | 原因 |
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| どのように(How) | どう対応し、どう防ぐか | 対応・処置、再発防止策 |
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入力欄の上にある「自動チェック」で、それぞれの欄が埋まっているかを確認できます。
客観的に書くための言い換え
| 避けたい書き方 | 言い換えの例 |
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| 〜だと思います(推測) | 〜を確認しました/〜は現在確認中です |
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| たぶん10時頃 | 10時05分(メールの送信記録による) |
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| とても混乱した(感想) | 30分間に問い合わせが12件あった |
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| 先方のミスで(決めつけ) | 先方の発注書では数量12、当社の出荷指示では21だった |
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顛末書が必要になる場面
- 商品の誤配送や納期の遅れなど、取引先に影響するトラブルが起きたとき
- 社用車の事故や設備の故障など、発生から復旧までの経過を記録して報告する必要があるとき
- メールの誤送信や書類の紛失など、原因と対応を社内で共有するとき
- 上司から「経緯を文書にまとめて提出して」と言われたとき
顛末書に書く項目
| 項目 | 書き方のポイント |
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| 件名 | 「納品商品の誤配送について」のように、何についての報告かが一目で分かるようにします。 |
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| 発生日時・場所 | いつ、どこで起きたかを、時刻まで具体的に書きます。 |
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| 関係者 | 自分、関わった社員、取引先などを、所属と名前で書きます。 |
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| 経緯 | 発生から現在までの出来事を、時刻とともに時系列で並べます。推測や感想は混ぜません。 |
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| 原因 | 直接の原因と、その背景(手順の不備、確認の仕組みがないことなど)を分けて書くと伝わりやすくなります。 |
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| 影響・対応 | 被害や影響の範囲と、すでにとった対応(お詫び、再発送、修理など)を書きます。 |
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| 再発防止策 | 同じことが起きないように、誰が、何を、いつから行うかを書きます。 |
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| 報告日・報告者 | 報告する日と所属・氏名を書き、押印します。 |
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顛末書の書き方
- メモ、メールや電話の記録、作業日報などを見ながら、起きたことを時刻順に書き出します。
- 入力欄に宛先と報告者、件名・発生日時・場所・関係者を入れます。日付は自動で和暦(令和)に変わります。
- 「経緯」の欄に、1行に1つずつ「時刻 / 出来事」の形で入力します。日をまたぐときは「10月15日 9:00」のように日付も入れます。
- 原因、影響・損害、対応・処置、再発防止策を書き、入力欄の上にある「自動チェック」で、5W1Hの抜けや、推測・感想が混ざった表現がないか確かめます。
- 「印刷・PDF保存」で印刷して押印し、上司に提出します。社内で共有するなら、PDFやWordでも保存できます。
顛末書の注意点
- 顛末書は事実の報告です。「〜だと思います」「たぶん」などの推測や、「とても」「ひどく」などの感想は避け、分からないことは「確認中」と書きます。
- 時刻は、メールの送信記録や通話履歴など、確かめられる記録をもとに書きます。記録がないときは「10時頃」とし、確かな時刻と区別します。
- 原因を「不注意」だけで終わらせず、手順やチェックの仕組みの問題も書いておくと、再発防止策につなげやすくなります。
- 再発防止策は「誰が・何を・いつから」まで書くと、実行されたかどうかを後で確かめられます。
- 会社から謝罪や反省の文面を求められている場合は、顛末書ではなく始末書が必要なこともあります。どちらを出すべきか確認しましょう。
顛末書のよくある質問
顛末書と始末書の違いは何ですか?
顛末書は経緯を事実として報告する文書、始末書は自分の非を認めて謝罪し、再発防止を誓う文書です。顛末書ではお詫びの言葉は必須ではなく、原因と対応を客観的にまとめることが求められます。
顛末書に謝罪の言葉を入れてもいいですか?
はい、入れても構いません。ただし、顛末書の中心は事実の報告なので、謝罪は最後に一言添える程度にし、経緯や原因の説明には混ぜないほうが読みやすくなります。
顛末書と報告書・経緯書は違うものですか?
はっきりした区別はありません。どれも出来事を報告する文書で、一般に、事故やトラブルの一部始終をまとめたものを顛末書と呼びます。会社に決まった書類名や様式があれば、それに合わせます。
顛末書は誰が書きますか?
一般に、トラブルの当事者か、対応にあたった担当者が書きます。部署の責任者がまとめて提出することもあります。
顛末書を出すと処分を受けますか?
顛末書を提出しただけで処分を受けるわけではありません。顛末書は事実を報告する文書です。懲戒処分は就業規則の定めに基づいて行われ、その有無は事実関係をもとに会社が判断します。
手書きとパソコン、どちらで作ればいいですか?
指定がなければパソコンで作って問題ありません。経緯を表にすると時系列が読みやすくなります。会社に決まった様式があれば、それに従います。
内容の最終確認日:2026年10月15日(Daseosik編集部)。このページの解説は一般的な情報で、個別の事情に応じた法律・税務の助言ではありません。法令や運用は変わることがあるため、大切な書類は提出先や専門家(弁護士・社会保険労務士・税理士・行政書士など)にもご確認ください。